So-net無料ブログ作成

「戦国新撰組」第一巻発売中!

 小学館サンデーうぇぶりで連載中の「戦国新撰組」第一巻が12/19日に発売されました。戦国時代に新撰組がタイムスリップする話なので「戦国新撰組」。ま、シンプルisベスト。もちろんタイムスリップ物の名作「戦国自衛隊」にもあやかってます。
71NH4vDyiIL.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/409157470X/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_YkTmyb0EK5ZTA
 発想のもとはキャラクター系の情報通で企画会社時代の上司T氏に、海外ドラマ「アウトランダー」を紹介されたことでした。「アウトランダー」の特殊なところは、数あるタイムスリップ物の中で、過去から過去に渡っていること。ほとんどのタイムスリップ物は現代から過去か、過去から現代です。そこで特殊時代物作家としては何をすべきかと考えると、即座に日本の歴史で一・二を争う戦国と幕末が候補にあがり、戦国に新撰組を飛ばすという形に至りました。

 主役は大人気の新選組。ただし、そこはちょっとひねって、新撰組隊士の中でもムチャクチャ評判の悪い隊士に焦点を当ててます。平賀源内にも匹敵する日本の奇才・佐久間象山の息子が新撰組にいたことが史実として伝わっています。親の威光を笠に着た横暴ぶりで嫌われ、戦いが激しくなる前に脱退した、なんとも情けない人物だったとのことですが、その情けなさや頭でっかちなところが、現代人のタイムスリップではない本作に必要だし、歴史の解説役にも使えそうで主役格にしてみました。
 その相方となるのは私的に一番好きな土方歳三。成熟した副長というより、局長亡き後に意地を通していく土方に強く惹かれます。やせ我慢して不器用な生き方しか出来ない男として、土方の変化・成長を描ければ最高。
 対する戦国のキャラは木下藤吉郎。こちらは器用な野心家という通常通りのイメージで、土方の対になる予定。他、信長、濃姫、今川義元らが、新撰組の登場で大きく運命を変えられ、混沌としたストーリーになっていくはずです。

 実は新撰組に関しては「CLOCKWORK」という勝海舟の息子・勝小鹿を主人公にした作品で扱ってます。こちらは明治十年が舞台で実は生き延びていた新撰組。刀から銃に得物を変えた沖田や土方に暴れてもらいました。
 そんな馬鹿なって設定に、ちょっとだけリアリティーを持たせて時代フィクションを作るのが私の常套手段。アニメや玩具の企画で関わってた「からくり剣豪伝ムサシロード」や「陰陽大戦記」から変わってません。むしろ、その傾向は、より強くなってます。

 TVで時代劇というと、その多くは江戸時代。水戸黄門や大岡越前、必殺シリーズや影の軍団、みんな江戸時代ですね。私が昔見てたTVドラマには、かなりぶっ飛んだものが多く、時事ネタやパロディーがガンガン仕込まれてました。その辺の影響は大きく、私も伝書鳩のインターネットや、メイド喫茶ならぬ冥途喫茶とかが出てくる時代フィクションを作ったりしてます。

 戦国時代は得意な人も作品も多いし、あまり縁がなかったのですが、時代物を企画するとなると、やっぱりメジャーどころは戦国。奇しくも今年は戦国にタイムスリップするというネタが二本かぶってしまいました。現代の黒人ボクサーが戦国にタイムスリップする「クロボーズ」は晩年の信長が出会った黒人従者“弥助”の話です。こちらは進行してた企画の手伝いから入り、既に単行本が一巻出てます。

 作画の朝日曼耀さんは今回の新撰組のコンセプトに近い「クローズ」「WORST」のイラストを検索していて出逢いました。初めての時代劇で、たくさんのキャラが出ざるを得ない新撰組、合戦やら甲冑やら面倒な場面の多い戦国という、とんでもなくハードルの高い作画に果敢に挑戦してくれた朝日さんには誠に感謝しております。これまでの私の作品とは、かなり違う雰囲気に仕上がったのは朝日さんの濃く熱い絵柄によるものです。キャラの思考とか、時代フィクションとしての遊びとかは、相変わらずなんだけど、朝日さんの絵が、けっこう硬軟あって、独特なテンポになってたりします。

 そんな「戦国新撰組」ですが、お楽しみいただければ幸いです。続きは隔週更新のサンデーうぇぶりで読めます。二巻の物語は、一気に加速し、さらにとんでもない話になっていきます。

 単行本発売中の「クロボーズ」、画楽ノ杜にて配信中の「きわめて!?チャフウリン」も合わせ、引き続き、よろしくお願いいたします。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。